南九イリョーまるわかり- 南九イリョーの始まり -
それは1台の
洗濯機から始まった
南九イリョー創業者である古木剛は、最初からクリーニング事業に従事していたわけではありません。クリーニングとの出会いは昭和30年代後半、鹿児島市立病院の院内食堂でコックをしていた頃にさかのぼります。当時は出産にともなう布オムツや肌着の洗濯は、ご家族が担っていました。出産という、家族にとって幸せで大切な出来事にも関わらず、洗濯のためだけに病院と自宅を行き来し、疲れ切っているご家族の姿を見て立ち上がったのが古木剛でした。自腹を切って1台の家庭用洗濯機を院内に持ち込み、次々に洗濯を代行。洗濯で苦労していた多くの家族に笑顔が戻り、感謝されたことがクリーニング事業創業への後押しとなり、後の南九イリョーの第一歩になりました。
ドライクリーニング事業の
始まり
市立病院に家庭用洗濯機を持ち込み、布オムツや衣類を洗濯するサービスを始めると、近隣の病院からも「お願いしたい」という依頼が舞い込んできました。困っている人は大勢いる、もっともっと多くの方を助けたいという想いから、昭和40年に場所を移して南九州医療サービスを設立。病院向けのベビーオムツリースサービスを手始めに、42年に鹿児島にてホームクリーニング事業を、45年に熊本、49年には宮崎でもスタート。プロに任せることで、洗濯に使っていた時間を家族と過ごせる喜びを、多くの人に感じていただけるようになりました。仕上がりが美しいのはもちろん、家庭で洗えなかった絹織物や寝具などもよみがえり、家族との大切な時間だけでなく、思い出や絆もより強くすることができたのです。
ホテルへの供給もスタート
昭和46年にスタートしたホテルリネンサプライ事業。風光明媚な自然と、海山からの豊富な食材に恵まれ、多くの観光客やビジネスで訪れる方が多い九州。宿泊されるお客さまに、ほっと一息の安らぎと旅の疲れを癒し、特別な時間を過ごしていただくために、やわらかく美しく仕上げられた上質なリネン類を提供し続けています。鹿児島でのシェアはトップクラス。お届けするリネン類には、洗濯のプロ、手たたみの職人、時間通りにお届けする配送ドライバーなど、何人ものスタッフの愛情が込められています。古くからお付き合いが続く施設も多く、常にお客様が快適にお過ごしいただきたいという想いを1枚1枚に込めて、お届けいたします。